南国の雰囲気を感じさせる大きな葉が魅力のモンステラ。
葉に入る美しい切れ込みや穴は、成長とともに現れ、インテリアに存在感と癒しを与えてくれます。。♪
耐陰性が高く、比較的育てやすいため、観葉植物初心者にもおすすめ。
明るい室内で管理すれば、力強く成長し、空間をナチュラルで洗練された印象に演出します。
リビングやオフィス、ショップのアクセントとしても人気の高い定番グリーンです。
● モンステラの特徴
モンステラが好まれる「3つの理由」
1. 空間を劇的に変える
成長とともに現れる葉の切れ込みや穴は、幾何学的でモダンな美しさを持っています。北欧、モダン、アジアンなど、どんなインテリアスタイルにも馴染みつつ、空間にリラックスした南国の風を吹き込みます。また、アンリ・マティスをはじめ、多くのクリエイターが愛したフォルムは、植物というよりも「生きたオブジェ」として評価されています。
2.驚異的な生命力
「植物を枯らしてしまいそうで怖い」という初心者が、最初の一歩として選びやすいのも大きな理由です。ジャングルの大きな木の影で育つ植物なので、日本の住宅の「少し暗い室内」でも元気に育ちます。新しい葉がくるくると丸まった状態で出てきて、数日かけてゆっくり開いていく様子は、育てている実感を強く与えてくれます。
3.「縁起の良さ」
モンステラは、贈り物や風水のアイテムとしても非常に人気があります。湧き出るような生命力から、 「金運を引き寄せる」と言われています。 また、丸みを帯びた大きな葉は「人間関係を円満にする」という穏やかなエネルギーを持つとされています。 花言葉は「嬉しい便り」「深い関係」「壮大な計画」。
● なぜあんな葉の形(葉の穴)をしているのか?
厳しい自然を生き抜くための3つの生存戦略
1. 日光のお裾分け(光の透過)
巨大な上の葉が光を独占すると、下の葉に光が届かず枯れてしまいます。穴を開けることで、下の葉にも日光(木漏れ日)が届くように工夫されています。。
2.スコールを逃がす(耐風・耐水)
ジャングルの激しい雨や強風を、穴から逃がすことで葉が破れるのを防いでいます。。
3.効率的な放熱
熱帯の蒸し暑い環境で、穴を通じて風を通し、葉の温度が上がりすぎるのを防ぎます。。
● モンステラの思わずシェアしたくなる「豆知識」
1. 実は「実」が食べられる
完熟したモンステラ(特にデリシオーサ種)の果実は、パイナップルとバナナを混ぜたような濃厚な味がします。ただし、未熟なうちはシュウ酸カルシウムの結晶が含まれており、食べると口の中が激しく痺れるため注意が必要です。
2. 「朝の涙」の正体
朝方、葉の先端から水滴が垂れていることがあります。これは「葉水」ではなく、植物内の水分が溢れ出す「溢泌(いっぴつ)作用」という現象。元気に生きている証拠です。。
3. 少し変わった性質
モンステラは「半着生植物」という珍しい性質を持っています。普通の植物は光に向かって伸びますが、モンステラの幼苗はあえて「暗い方」へ進みます。それは大きな樹木の影(=登るための支え)を探しているからです。 また、茎から茶色の紐のような根(気根)を出し、木にガッシリとしがみつきます。これは単に支えるだけでなく、空気中の水分を吸収する役割もあります。 自生地での生態として、気根を伸ばして体を支え、光を求めて上へ伸びる性質を持ちます。この生態から、家で育てる際はモスポール(支柱)を立てて気根を這わせると、本来の姿に近づき、大きく立派な葉が育ちやすくなるのが特徴です
● まだあるモンステラの面白エピソード
1. フランスの画家アンリ・マティスとモンステラの関係
自然をこよなく愛し「色彩の魔術師」と謳われ、緑あふれる世界を描き続けた画家アンリ・マティス。
アンリ・マティスとモンステラの関係は、アートと植物の結びつきを語る上で非常にドラマチックなエピソードです。特に晩年のマティスにとって、モンステラは単なるモチーフを超えた「生命の象徴」でした。
晩年のマティスは体調を崩し、車椅子やベッドの上で生活することが増えました。彼はニースの自宅兼アトリエに、巨大に育ったモンステラを何鉢も置いていました。 自由に外出できない彼にとって、モンステラの奔放に広がる葉や、光を求めて伸びる気根は、
「部屋の中にいながら感じられる自然の生命力」そのものでした。
マティスは「植物の葉は、それぞれが独自の動きを持っている」と語っていました。モンステラの葉の「切れ込み」が作るネガティブスペース(空間)を、彼は「光の通り道」として捉え、キャンバスの中にリズムを生み出したのです。
現在、北欧インテリアやモダンアートで「モンステラ柄」が定番となっているのは、マティスが確立した「簡略化された植物の美」という視点が、現代人の美意識に深く根付いているからではないでしょうか。
2. 高額で取引される「白い宝石」
モンステラの中には、突然変異で葉に白い斑点や模様が入った「斑入り(ふいり)」と呼ばれる希少種が存在します。これらは、愛好家の間で驚くような高値で取引されることがあります。
なぜ高価なのか?
- 希少性: 斑入りの部分は光合成ができないため成長が遅く、繁殖が難しい。
- 唯一無二の模様: 斑の入り方は一枚ごとに異なり、同じものは二度と現れない。
- 投資対象: その希少性から、近年では「グリーン・ゴールド(緑の金)」として資産的な価値も持っています。
驚きのエピソード
過去には、海外のオークションで非常に美しい斑入り個体が約200万円で落札され、世界的なニュースとなりました。
一節(ひとふし)の茎だけでも数万円から取引されるなど、今もなお熱狂的な人気を誇っています。
3. マニアが追い求める「至高の3種」
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ボルシギアナ “ホワイトタイガー”
白斑が散りばめられた芸術品。ハーフムーン(半分真っ白)が現れると価値が跳ね上がります。 -
デリシオーサ “タイコンステレーション”
「星座」の名を冠する、クリーム色の斑が入る人気種。タイの研究所で生まれた安定した斑入りです。 -
イエローマリリン
非常に希少な黄色の斑入り。その鮮やかさは、コレクターにとっての最終到達点と言われます。
※高額ゆえに、偽物や着色された個体には注意が必要です。信頼できる専門店での購入が推奨されています。
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